痔核の分類 痔の分類 下関

1) 解剖学的分類

解剖学的に歯状線の上下で分けて、歯状線の内側のものが内痔核、外側のものが外痔核と分類 されています。これは、分類上はすっきりと明確であるようだが、純粋に歯状線の奥側にだけに 限局してとどまるような内痔核単独例をみることはまずないため、実際上は、あまり意味がない ともいえます。歯状線付近の上下にまたがるような痔核の膨隆が一塊となって脱出するものも、 一般的には内痔核と呼称されています。 外痔核においては、肛門管内に存在する「肛門管内の外痔核」と、肛門管下端部の肛門縁に発 生する「狭義の外痔核」を明瞭に区別することも大切です。「肛門管内の外痔核」は治療の実際上 は内痔核と同様に治療されるからです。

2) 脱出度による分類

脱出度による Goligher(ゴリガー)の臨床病期分類がよく使われています。 Ⅰ度:排便時にうっ血し、膨隆する。 Ⅱ度:排便時に内痔核が脱出するが、排便後に自然還納する。 Ⅲ度:脱出を納めるのに用手的還納を要する。 Ⅳ度:痔核が大きく外痔核まで一塊化しているため完全には還納できない。 Goligher(ゴリガー)分類はⅠ度からⅣ度にむけて徐々に程度は悪化し、その程度により治療 方法が選択されます。

3)肉眼分類

意外なことに、痔核においては癌のように明確に規定された肉眼分類はないのですが、静脈瘤 様に血管が拡張した膨隆を主体とするものと、膨隆自体は小さいが、粘膜脱様に粘膜上皮の肛門 外への滑脱を主体とするもの、その中間の程度のものなどの種類があります。 また、内痔核が主体のものと外痔核が主体のものとに分ける考え方もあります。

監修 辻仲病院柏の葉 辻仲 康伸 先生  東葛辻仲病院  松尾 恵五 先生

下関市病院 桃崎病院 院長

下関 桃崎病院

 

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