潰瘍(かいよう) 皮膚や粘膜が深いところまで欠損した状態。浅いときにはびらん(I度)からその深さによってIV度まで分類される。炎症、循環障害、科学物質、圧迫、神経作用などが原因となる。組織の壊死、剥離、融解により潰瘍が形成される。

郭清(かくせい) がん細胞を確実に取り除くため、関係するリンパ節をすべて取り除くこと。リンパ節周囲の脂肪組織全体をまとめて切除する。悪性のものを払い清めるという意味。

過形成(かけいせい) ある組織あるいは器官の構成細胞数が増加すること

過誤腫性ポリープ
(かごしゅせいぽりーぷ) 正常の大腸粘膜が過剰に発育し、ポリープ状になったもので組織奇形の一種。多くは幼児期にみられる若年性ポリープで、直腸に散在して発生し出血しやすいポリープだが、がん化の心配はないとされている。

家族性大腸腺腫症
(かぞくせい
だいちょうせんしゅしょう) 大腸におよそ100個以上の腺腫(腫瘍性のポリープ)ができる疾患。遺伝子の変異によっておこる。大腸がんの発現確率が高いと言われている。

狭窄(きょうさく) 管腔組織で内部が狭まり、内腔が狭くなること。食道などでおこると物の通過が悪くなる。

胸椎(きょうつい) 脊椎の一部。上から椎骨、頸椎に続く胸のあたりに位置する12個の椎骨で、肋骨と連結する。

血行性転移
(けっこうせいてんい) がんが発生した部位を離れて血行を介して、他の部位で発育増殖すること

好酸球性肉芽腫
(こうさんきゅうせい
にくげしゅ) 好酸球は白血球のひとつで寄生虫の感染に対する防御機構として働く。アニサキスが寄生すると、虫の穿入部周囲にこの好酸球が浸潤し、膿瘍が形成され好酸球性肉芽腫になる。

亢進(こうしん) 病状、病態など進行すること。または圧力の上昇を示す場合もある。

高分化型腺癌
(こうぶんかがたせんがん) 臓器や腺に発生する腺癌のなかで、顕微鏡で観察したときに形が明瞭で形がはっきりしている成熟した細胞(分化の進んだ細胞)ががん化したもの。

骨髄炎 細菌感染などにより起こる骨の感染症で、しばしば骨の内部にある骨髄が腫れる。

骨髄抑制
(こつずいよくせい) 白血球、赤血球、血小板の血液細胞が造られている骨髄で、この機能が低下した状態。免疫力が低下し、感染しやすいなどの症状がでる。

医療用語 か行

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