手足口病
手足口病とは
手足口病とはおかしな名前ですが、その名のとおり、「手」「足」「口」に発疹や水疱(水ぶくれ)ができる急性ウイルス感染症です。英語でもHand-Foot-Mouth Diseaseといいます。日本では1995年、2000年に大流行しています。

手足口病はウイルスの感染で起こり、原因となるウイルスはいくつかあります。その代表的なものがコクサッキーウイルスA10およびA16、エンテロウイルス 71と呼ばれるものです。いずれのウイルスでも、現れる症状は同じです。これらのウイルスは口腔や腸内で増殖するため、ウイルスに感染した人の鼻汁や便、咳やくしゃみなどにより経口・飛沫などの経路で人から人に感染します。

主に夏場を中心に乳幼児や10歳以下の小児がかかる病気ですが、秋や冬にも発生することがあります。ときには大人がかかることもあります。

2010年は、中国で流行が拡大しましたが、日本でも例年より早い時期に発生、流行が拡がりました。ほとんどの手足口病は軽症で治る場合が多いのですが、このときはエンテロウイルス71によるものが多く、他のものより重症化する割合が高く、より注意を払う必要がありました。また、この病気は世界中でみられ、近年では特にアジアの各国、マレーシア、台湾、中国で大きな流行が発生しています。

日本医師会健康の森より

手足口病とは 下関 桃崎病院

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